こんにちは、森羅日記の小人です。今回のお題は、
ヨーロッパの古建築アパートってどんなの?ルームツアーしましょ!
です。皆さん、ヨーロッパというとどういう「家」を想像しますか。
いらした事がある方もいるだろうし、テレビや本でも見ますよね。
趣溢れる建物が並ぶ街並みは良いものです。近代的な建物は目劣りしちゃう。
折角滞在するなら、情緒あふれる部屋に住んでみたいですよね〜。
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こういうの、素敵ですよねえ。 |
「古建築アパート」ってどんなの?
建設年代
国や地方で差はありますが、街中の場合は5階建て程度のものが多く、住宅として現役な大半は築100-200年程度の建物。
中には13世紀建設なんてのもあります。
歴史に残った偉人の生家がそのまま残っていて、居室は記念館になっているけれど、残りの部屋は普通に賃貸になってたり。
建てられた年代、その地区の社会層、建築主の懐具合が外壁の装飾に見てとれるし、入口やホールの作りに当時の生活が見てとれたりします。
家って本当に面白い。
歴史に残った偉人の生家がそのまま残っていて、居室は記念館になっているけれど、残りの部屋は普通に賃貸になってたり。
建てられた年代、その地区の社会層、建築主の懐具合が外壁の装飾に見てとれるし、入口やホールの作りに当時の生活が見てとれたりします。
家って本当に面白い。
世界大戦後の爆撃で損傷を受けた地方では、装飾なしで再建された建物も。時には当時の爆薬の穴が残ったままの壁があったりもします。
爆撃の損害が大きかったベルリンなどでは、壁や床の中の建材調達に苦労したんでしょうね。一見立派な外観でも床下はすきすきだったりします。
爆撃の損害が大きかったベルリンなどでは、壁や床の中の建材調達に苦労したんでしょうね。一見立派な外観でも床下はすきすきだったりします。
「古建築」の定義は各国で多少違いますが、大体コンクリート建築以前の物を古建築と呼びます。
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眺め的には左の建物に住んだ方が良いかも? |
外壁の厚さ30cm〜90cm!
一番の特徴といえば、厚い壁。レンガ積みが一般的で、木材を入れ込んだ天井を支えます。
レンガそのままの外壁も良く見られますが、多くは漆喰と塗装が施されています。
田舎ではよく絵や文字が書かれてますよね。
基本的に柱はなくて、壁が天井を支えるだけに、厚みは30センチ以上。
昔はストーブで暖を取っていましたが、その「煙突」が壁の中を通って屋根に続いていて、煙突の入った壁は90センチ程の厚みがあります。
外気温や物音が伝わりにくいのが嬉しいです。
天井が高い!
古い建物の魅力は数あれど、特別嬉しいのは高い天井。
一般的には3.3mほど。
高級な建物など6mもある事も。開放感は申し分無しです!
その分暖房費がかさむし、カーテンの洗濯が大変なのが難点。
カーテンはそのまま掛ければアイロン要らずですけれどね。
高級な建物など6mもある事も。開放感は申し分無しです!
その分暖房費がかさむし、カーテンの洗濯が大変なのが難点。
カーテンはそのまま掛ければアイロン要らずですけれどね。
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オーストリア、クロスターノイブルグのアパート
さて、魅力溢れる古建築のアパートを覗いてみましょう!
今回お見せする家は、ドナウ川の脇にあるクロスターノイブルグという小さな街。
直訳すると「修道院新要塞」という意味で、大きな修道院がある古い街です。
ウィーンに近いワイン産地なのでワイン農家が沢山あります。
そこに住んでた時から既に10年も経つので、街の写真が無いのですが、雰囲気的にはこんな感じの住宅街でした。

さて、いよいよお家ツアー開始です!
階段と廊下
入り口の写真がなくてごめんなさい。このアパートはちょっと珍しくて、建物に入ったら、まず階段を降りるんです。
つまり「地下」なんですが、路面ギリギリの高さの窓からたっぷり光が入ります。
大抵の建物の地下は暗くてレンガ丸出しで埃っぽく、防空壕か地下牢みたいで怖いのですが、ここは不思議空間でワクワクしました。
地下に降りたのに、廊下の向こうはお庭!
上の写真の反対側が庭への扉 |
この廊下には、壁に額縁がかかっていたり、ベンチがあったり。
まるで一つの部屋のような雰囲気。
右の壁の奥の方にドアが写ってるの分かりますか?
実はこれが大家さんのお宅。
お庭と地下フロア全部を所有してらっしゃったので、好むままに飾ってらしたのです。
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断面図です。 つまり斜面に建ってるのですね。 |
入り口
階段の写真の右手の廊下から右に曲がると、部屋の入り口がありました。
入り口前の床はフローリングになっていて、ガラスをはめた壁とドアは近年つけたもの。
建築当時からの間取りではなくて、後年リフォームされた事が見て取れます。
少しでも採光出来るように嵌められた磨りガラスと白い桟。
部屋に入る前から「自宅」の雰囲気が溢れてホッとします。
棚やシャンデリアも飾ってます |
やっと戸口まで来たところですが、意外と長くなるものですね。(^▽^;)
余計な説明が多いのかしら。。。
とりあえずここで、一休みして、後編に続きます。
乞うご期待!
後編はこちらからどうぞ↓
【後編】欧州の古建築【賃貸アパート・ルームツアー①】ウィーン近郊クロスターノイブルグ・オーストリア
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