こんにちは、小人です。
色々あってブログ更新をしてないうちに、もう11月になってしまいました。
8月末のコミコンのレポートをするには間が空きすぎていますが、途中のまま別話題もなんですし、用意してあったのでとりあえず投稿する事にします。
恥ずかしいですがご勘弁ください。
と言うわけで、コミコンレポートその③、アーティスト・アレイの巻です。
小人がコミコンで一番興味あったのがここでして、漫画やアニメ関係のグッズとか?同人誌みたいなの?とかあるのかなあ??など想像してたのですが。
行ってみたら、日本のアニメや漫画がヨーロッパのイラストに与えた影響を直に感じる事が出来る、非常に興味深い体験でした。
日本のアニメ・漫画の世界的流行がヨーロッパのイラストを変えた? コミコンルポその③アーティスト・アレイ
前の2編はこちらから。
▶️その➀ 乗馬場にキャンプ、三味線演奏ありの不思議なコミコン
▶️その② 異例のイベント会場は乗馬場!おまけ:コスプレイヤー写真集
コミコンAniNiteアーティスト・アレイ
アレイのあるフロアの一部が前述のゲームコーナーに当てられていましたが、残りは展示販売が並びます。
小物展示販売
出店の1/3程でしょうか、小物を売っていました。
アクリル板に自作のイラストをプリントしたアクセサリー、イラスト付きバッグ、缶バッジ、グリーティングカードなど。
アート&デザインマーケットと違うところは、絵柄が「漫画系」なところですね。
バッグ、アクセサリー、プリント… |
こちらはプリントとカードなど |
アクリル板+イラストのアクセサリー |
ポケモンフィギュアを丸いドームに入れてハーバリウム(?)にしたり、アクセサリーにしてたり。
ポケモンキャラを利用したスタンドはいくつかありましたが、著作権的に微妙な気もします。(^^;)
独自のツアーなどを組んでいるJapan Touristikという、日本専門の旅行会社のスタンドもありました。
小人もパンフレットを貰って来てしまいました。(^^;)
イラストのアーティストさん達
大半を占めるのがイラストの展示販売でした。
ほとんどがドイツやオーストリアのクリエイターさん達のようで、中には中国人だけどドイツ生まれ、という方も。
そして唯一の日本人、「ふわふわのくま」で有名な原田みどりさんにお会いしましたよー。
数年前にドイツに移住されて、ヨーロッパ中のコミケ・コミコンに参加するかたわら、日本でも定期的に個展をされてて、いつも各地を飛び回ってらっしゃるのです。
YouTubeで動画チャンネルもあります↓
こちら、Facebookから↑
生で描かれるのを観せていただいてしまいました♫
「お願いしまーす」て方がいらっしゃったら、その場でさささっと。
漫画風かちょっとリアルな画風の2種類が選べ、白黒かカラーを指定できます。
みるみるうちに出来上がる!
(ノ゚ω゚)ノ
手際よく特徴を上手に捉えて描きあげる様子に皆さんびっくりです。
ペアの方や母娘、男性も女性も続々と押しかけていました。
漫画風かちょっとリアルな画風の2種類が選べ、白黒かカラーを指定できます。
みるみるうちに出来上がる!
(ノ゚ω゚)ノ
手際よく特徴を上手に捉えて描きあげる様子に皆さんびっくりです。
ペアの方や母娘、男性も女性も続々と押しかけていました。
こーんなイケメンなお兄さんも。とっても嬉しそうw
皆さんとっても嬉しそうでした |
その場でお客さんの絵を描くというのはみどりさんだけで、他のクリエイターさん達はそのままイラストをプリントして売ってらっしゃいました。
こちらは記事トップの画像のYerezaHei'anさん。
Facebookページもあります↓
こちらは↓グラフィックデザイナーとして活躍されてるI dump my sketches here@putputpotatoさんのスケッチブック。
写真では良さがあまり出ませんが、線が綺麗でデッサンもバランスが良く、プロさを感じました。
他にもたくさんのクリエイターさん達がいらっしゃいましたが、ご興味のある方はお手数ですがAniNiteのサイトでご覧ください。
画像クオリティ的にもそのほうが手っ取り早いですし。
並んでるバナーをクリックすると、各自のサイトかSNSページに飛べます。
▶️アニナイトサイト・アーティスト・アレイ出展者
イラストプリント、結構売れてた
アート&デザインマーケットでもカードやアートプリントを売ってる方をしばしば見かけます。
コミコンなら同人誌的なストーリー漫画もあるのかと想像してたんですが、大半の方はイラスト専門のようで、こんなにアートプリント店が並んでそれぞれお商売になるのか…と思ったのですが、想像よりよく売れているようでした。
お得意さんがいる方もいるらしく、寄ってきたお客さんが「前回このシリーズ2枚買ったから、今回残り2枚買うの!」などとおっしゃってました。
基本的にオーストリアは実質主義で、そもそも「物」にあまりお金を使いません。イラストプリントでも一般的にはそう売れるものではないのではと思いますが、コミコンにはそういうものが好きな人が集まるからでしょうか。
といっても、圧倒的に動員数が日本とは違うので、日本のコミコンとは桁違いかも知れませんが。
流行りの画風はファンタジーとBL?
ファンタジー系のモチーフや、多少グロテスク系?な血糊などついた絵が多かったです。
漫画・アニメファンの一部にゴシックロリータ流行があるようですが、関係してるのでしょうか。
少々驚いたのが、ボーイズラブ系がかなり人気らしい事です。
18禁的なものは無かったですが、結構きわどい絵も、悪びれもなく大体的にプレゼンテーションされていて、買う人も躊躇する様子がありません。
昔は日本の漫画の男性キャラを女性と思う人が殆どで、女性的な男性が好まれる国でもないですから、BLが流行るとは思っても無かったです。
画風がどこか「エキゾチック」
個人的に非常に面白かったのが、「ヨーロッパの人の描く漫画的イラスト」の画風です。
以前はオーストリアでは日本のアニメや漫画は皆無。
「キャプテンフューチャー」や「アルプスの少女ハイジ」程度しか放映されておらず、以前は中高生のイラストも、大人のイラストレーターの絵も、日本漫画的な絵柄が全くありませんでした。
小人学生時代の同級生と同じようなヨーロッパの人から、日本風の画像が出てくる不思議…。
そして、明らかに日本の漫画の影響が濃く、漫画風だけれど、どこか何かが違うというところがまた面白いです。
エキゾチックと言いますか。
スタンドの裏から撮ってみました |
小人が日本にいた頃は学校でよく見た光景だったんですがー。
こちらの学校では絵を描く人がいなかったので、デザイン学校でやっと皆が落書きしているのを見て懐かしかったのを覚えています。
みんなが絵を描いている光景って安心します。とても好きです。
ヨーロッパの学生の一般的な絵ってこういう感じ。 |
まとめ
ヨーロッパでも有数のコミコンということでしたが、郊外会場のせいもあるのかないのか、全体的におだやかなイベントでした。
プログラム的には小さなこの国で随分頑張って用意したなあ、と思えるバラエティでしたし、日本のアニメもここまで知られてきたか!と感慨深くもありましたが、まあ、そこはおだやかなオーストリアです。(^^;)
シャトルバスの運行にひと問題あって、市内に戻るシャトルの来るべきバスが来なくて、いつ来るかもわからないまま2時間近く待つ、などというハプニングがあったり、その辺も含めて「オーストリアらしい」イベントだったと思います。
コミコンルポ前2編も見てやろう、って優しい方はこちらからどうぞ。
▶️その➀ 乗馬場にキャンプ、三味線演奏ありの不思議なコミコン
▶️その② 異例のイベント会場は乗馬場!おまけ:コスプレイヤー写真集
おまけ・続・ヨーロッパのコスプレさん達
この方なら知ってるー。プリデイターさんですよね? |
コスプレならこれくらいはして欲しいです |
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