「戦後最大の危機」 オーストリア政府のコロナ対策とウィーンの様子


こんにちは、小人です。

ヨーロッパ諸国の中でも先頭を切って社会活動縮小に乗り切ったオーストリア。
外出自粛令が出て、すでに1週間半が過ぎました。

「戦後最大の危機」 オーストリア政府のコロナ対策とウィーンの様子


他の国でも続々と外出自粛や禁止令が出てますよね。

買い物は?
人々の様子は?
経済はどうなるの?

気になるかたもいらっしゃるのでは。
日本もこれから措置が出ないとも限りません。
オーストリアとウィーンでは人々も行政も随分違うと思うので、参考には…ならないかも知れませんが…。

ウィーンの様子をお伝えしたいと思います。(T▽T)

真剣で迅速、鮮やかなほど見事!オーストリアのコロナ対策


オーストリア政府が本格的なコロナ対策を言い出したのは3月10日、火曜日
国境封鎖、休校、イベント禁止などに加え、翌週からの店舗休業令が発表されました。
感染確定数が200人程度だったので、随分早いな、と思いました。

食品・日用品の買い物を心配した人と、外出禁止令が出るというデマが広まって、その後週末に向けて国中のスーパーに買い溜め客が殺到。
食品全般とトイレットペーパーの棚が、洗われたようにカラに。
政府もメディアも「食料品店は閉まりません!!」と強調して言い添えたのに、です。

13日の金曜日には翌日からの飲食店の休業を追加措置として発表。
例外はレストランで、15時まで営業可。
国民のほとんどが休みの週末、飲食店も閉まればもう自宅に封じたも同然。
週末のうちに労働者と企業の損失をカバーすべき緊急時救済案を発表すると告知して金曜日を締めくくりました。

各業界の休業でまず心配になるのが職場と収入ですが、言葉通り日曜に緊急時救済ファンドを発表し、パニックが広がる間を持たせませんでした。
そうして最大の不安を抑えた数時間後、伝えられたのが月曜からの外出自粛令、公園とスポーツ場の閉鎖です。
間を開けて順々に措置を知らせる事で、動揺を最小限に留め、かつ休む事なく次の手を出していくのは見事でした。

最後に発表になったのは、火曜日からレストランも休業になる事。
金曜に空になったスーパーの補充の目処がついた事と、月曜に出社する人のために月曜の昼食を確保した後という事です。
(ちなみに配達だけの飲食店は今も営業していて、自炊をしなくても食事が出来るようになっています。)

日曜は一日中ネットでもニュースが観られ、決まった順に政府の会見、その合間に専門家の意見が終日流れました。

中国や日本の様子を追ってたにせよ、まだまだ遠く、買い物騒ぎで初めて実感をした人は少なく無いはず。
えっ?!Σ(゚д゚;)と思った次には、社会が止まったも同然な状態になっていました。
この間、たった2・3日です。
普段のんびりな国なのに、めちゃ早いです(@@;)
スピーチや会見の様子もまたお見事。
事実を淡々と並べ、見解と手段、目的、メリットとデメリットをはっきり伝えます。
そして人々の心境を汲んだ上で、全員が協力してこそ成るものだと強調。
とにかく理解しやすく、明確で、真摯な様子に「これは協力しなければ!」と思わされました。

民間の会社も直後に自社の営業時間変更を伝えたり、FBでも協力体制の投稿が続出したのを見ると、そう感じたのは小人だけではなかった様子です。

「大戦後最大の危機」の最優先は「命を守る事」、経済は後回し

3月10日の感染確定症例数は全国で182名。
小さい国とはいえ、それでも人口880万人のうちの182名、0,0002%ですよ?(@@;)
毎年冬季のインフルエンザ感染者数よりずっと少ないです。
そこにこの大胆な対策はちょっと驚きませんか。

オーストリア政府が見ていたのは、イタリアの様子です。
陸続きのヨーロッパで、EUもあり、普段から国境はあってないようなもの。
国境を越えて出勤する人もいるくらいです。
そしてオーストリアは南チロルでイタリアに繋がっています。

毎日の感染者の増加率が40%に達した時点で、決断するのは今!と感じたとの事。
この調子で感染が広がれば、病院のキャパシティオーバーは目前。看護が出来なくなる事態だけは回避せねば。
死者が急増して埋葬の手も回らなくなったイタリアやスペインを見れば、正しい判断だったことが分かります。

医療機関のキャパシティ増加と同時に、医療機関の機能を確保するために全力で拡散を防ぐ。
そのためのコロナ対策が始りました。

措置の発表会見で記者が
「決算赤字ゼロを目標にした政策を出されてましたが、それはどうなるんでしょうか」
と質問した時、クルツ首相の答えは
「今はそれより差し迫った問題があり、これは第二次世界大戦以後最大の危機です。国民の命を守るのが最優先です。今は国家決算の番ではありません。」
とハッキリしたものでした。

1週間後の金曜、感染者増加率は20%に下がり、10日後の今日は15%になったそうです。
感染確定数は5200人を超えましたが、これは想定内であり、一桁もしくはゼロになるまで今のままの状況を続けるとの事です。

オーストリアで実行中の措置


感染の疑いは徹底的に隔離


診療所の張り紙
診療所の張り紙
本格的なコロナ対策に先駆け、先々週既に導入されたのが、感染者はもちろん、感染の疑いがある人の徹底的自宅待機。
警察がチェックする本気の本気です。

コロナ対策発表直後、開業医に張り紙があり、
「咳、息切れ、熱があり、症状発生から過去14日間以内に感染者と接触のあった人、
もしくは特定の国から帰国した人は診療所に入らず、自宅ですぐホットラインに連絡して検査を受けてください」
と書いてありました。
一歩でも入ったら診療所は閉鎖、医師も待合室の人も全員2週間の自宅待機と聞いて、素早く、そして真剣な実行に驚きました。

自宅待機もただ家にいれば良い、ではすみません。
ネットで毎日体調を報告家族とも接触を防ぐよう指導されています。
体調を崩した人、自宅待機を課された人が速かに職場から休みを貰えるよう、病欠連絡も簡易式になりました。

対策が本格化してからは、開業医に行くにはどんな用事でも事前に電話相談が必要になり、必ずしも診察が必要で無い場合は来させないように。レシピが要る場合は郵送で来ます。

病院の救急外来も本当に必要で無い限りは控えるように言われていて、更に緊急でない手術も先送りだそう。
病院の負担を少しでも減らしています。
入院患者のお見舞いも禁止。小さい子や最終段階の患者さんだけが例外です。

ちなみに小人は来週、歯医者さんの予約を取ってましたが、確認の電話がありました。
「痛みなどで必要なら来てください、待てるなら待って。でも何かあったら電話ください、開業してますから!」
との事。
待合室は3人以上貯まらないように調整してるそうです。
長期的には放って置けないけれど、痛みは無いのでひとまずキャンセルしました。
歯医者さんやアシスタントさんにも、リスクは減らして差し上げたいですし。

高齢者訪問をしない、子供を預けない

「今日、自分が行かない事で、明日お父さんお母さんの命が助かります。」

ヨーロッパは若者の自立が早いですが、毎週一度実家に集まる習慣があったり、別に暮らしていても繋がりは強いです。
感染の確率が高く、しかも症状が深刻になりがちな高齢者には特に気をつけるように言われていて、訪問は控え、子供を預けないようにと指示されています。

徹底的に予防策指導

これはどこでも同じかと思いますが、特にコロナに接触しなかったと思える一般の人にも、ひたすら予防策を何度も繰り返しています。
実際、あまりに繰り返して下さるから、小人も意識するようになりました。(^^;)

🦠 手を洗う
🦠 顔に触れない
🦠 人と距離を取る
🦠 握手とハグを控える
🦠 現金よりカード
🦠 子供を祖父母に預けない

家を出ずとも日に数回手を洗う。
その際、石鹸を使って手首まで最低30秒かけること。
やってみると30秒って結構長いですよね。(@@;)
小人宅は普段からマルセイユ石鹸で本当に良かった。一般の石鹸ならどれだけ手が乾くことか。😰
手荒れが気になる方、マルセイユ石鹸おすすめですヾ(^v^)

顔、特に目、鼻、口に触れないのは、小人にはかなり難しいです。(T△T)
普段から顔をいじるクセがあるようなんですが、この2ヶ月近く肌が絶賛乾燥中。アトピーの検査しようとしてた矢先でした。
髪が一本触れただけで叫びたくなる。
汗がにじむとヒリヒリしみる。(;へ:)
触らないのはかなり…無理〜。(T△T)

戸の前に小包が置かれていた
ドアの前に小包が
人とは1メートル距離を置く
普段から距離派なのでこれは楽勝((´^ω^))ゥ,、ゥ,、
猫とはべたべたでしょっちゅう顔を擦り付けてますが。(^^;)

ちなみに配達や郵便なども手渡しはありません。置いて離れる事になっています。
普段はサインが必要な物も、今無くて良いようになっているようです。
出かけようと思ったら、戸の前に小包置いてあったり。

握手とハグを控える
保健局に行った時も、張り紙してありました。
「保健局では握手の代わりに笑顔でご挨拶します。ご理解とお協力を」
みたいな。
ちなみに郵便局やスーパーでも、皆さん手袋してます。一日中手袋、ちょっと可哀想…。

現金より極力カード
スーパーなどのキャッシャーにボードがあって、「現金よりカードをおすすめします」との指示です。

マスク・消毒薬は…
政府とメディアでは、マスク・消毒薬は基本的には不要と言っています。
特に疑いがなければ、30秒の手洗いと人と距離を置く事で充分だとか。
そうして医療関係や看護関係に不足しないようにしているようです。
オーストリアではもともとマスク習慣が無く、薬局で聞けば出してくれる程度。スーパーやドラッグストアにはありません。
そもそも覆面禁止法があるので、医師の診断書無しではマスクで公道を歩けません
まあ、もとから感染予防効果が無いのにわざわざして歩く人はちょっといないかも。

殺菌剤・消毒剤入りの洗剤なども多少売ってますが、普段から日本ほど好まれてはいません。
殺菌剤を使うと菌に抵抗力がつくだけで、人の抵抗力は減るので、伝染病患者がいない限りは不要です、と健康局が広報しているし、「薬剤」に基本的に猜疑的です。

買ってきたばかりの商品は大丈夫なのか、小人はちょっと気になります。
同じ手で顔を触ってしまうから(;へ:)

社会活動の最小化


🦠 集合禁止
🦠 休校
🦠 イベント全般禁止
🦠 公園や子供の遊び場、スポーツ施設の閉鎖
🦠 店舗全面休業
🦠 飲食店全面休業
🦠 各職場は可能な限りテレワーク
🦠 外出自粛

社会の大部分が軒並みお休み!
物販でなくても、お客さんが店舗に現れる「店」は全て休みで、生活必需品の店のみ例外として営業しています。
食品店、ガソリンスタンド、薬局、ドラッグストア、介護用品店、ペットフード店、郵便局、銀行などです。

イベントは小さな講演会からコンサート、劇場、オペラも含め全面ストップ。
オーストリア観光事業で一番大切な国立オペラ座の休館の知らせはさすがにぐっときました。
世界中から観光客を呼び込み、文化国のシンボルのオペラ座。これがお休みとは、確かに一大事。

ちなみにウィーン国立オペラ座のサイトで、4月2日まで過去の舞台を無料で配信しています。
是非この機会にどうぞ。▶️ウィーン国立オペラ座 無料公開サイト

飲食店は始めはレストラン以外、つまりクラブやバーなどが休業になり、スーパーの供給が確保された時点でレストランも休業になりました。
食事を出すレストランは「食物の供給」として扱われてたわけです。
宅配のみの店は例外的に営業を許されているので、お料理が出来ない人や状況も困らず、やる気がなければしなくても済む選択肢を残してくれています。

勿論、自営業のお店など、それでも開けたい人はいますよね。。。
しかし無視して開けたら罰金。それも30.000 €(約360万円)。
教育目的で定める「罰金」は3桁を出ませんから、罰金にも本気が現れています。

外出自粛令

クルツ首相が発表した外出が許される3つの理由

🥾 どうしても必要な職業上の理由
🥾 生活必需品の買い物
🥾 助けが必要な人(お年寄りや動けない人)を助けるための外出

しかし。
「閉じこもっていたら精神への負担が大きいです。無理を感じたら森へ散歩に行ってくださいでも一人で誰かと一緒に行くなら一緒に生活してる人のみ
と言い添えてらっしゃいました。
散歩は健康法のひとつとして認められてるオーストリア((´^ω^))


3つ目の「助けが必要な人のための外出」。
これが出てくるのはオーストリアらしいなあ、と思いました。
さすがの社会福祉国。弱い人への配慮を忘れません。
「休校で時間が出来た学生達、家を出れないお年寄りや障害者を手伝いに行って下さい」
との呼びかけが。

早速あちこちのアパートで張り紙がされたようです。
友人のアパートでも。


隣人の皆様へ
私たちはこのアパートでルームシェアをして住んでいる若者です。
この家に住む人のお買い物などの用事を是非お手伝いしたいと思います。
是非連絡してください
【。。。。。。。。(電話番号?)】
スザンナ&アンナ


外出自粛令には大体の人達が同意したようでしたが、勿論、無視する人もいます。
こちらも早々と警察が見回り始め、先週金曜の時点で1200人違反で告訴されたとか。
罰金は3600 € (約44万円) 、やはりこれも凄いです(@@;)。

今の生活と企業、今後の職場を守る救済措置

大幅な社会の休止にまず不安が募るのは、「収入と職場はどうなるか」。
「経済回るの?」以前に差し迫る問題として、一も二もなくこの対処策が出ました。

オーストリアではパートやアルバイトでもお給料、有給、社会保険などの条件が正社員と同じ。決めた勤務時間数の割合分です。
更に急な解雇が出来ない法律、双方の同意がない限り決まった勤務時間を減らせない法律もあります。
店が閉められても、会社は人件費をまるごと払い続けねばなりません。

そこでまず、この法律に例外を設定。
緊急時対策として、「ミニワーク制度」が設けられました。
これは、最長3か月間の間、決まった勤務時間数の0%〜10%まで実務時間を減らし、残りは休めるという制度。
収入減退と企業の負担両方を減らすため、働いた時間のお給料は会社が払いますが、休み分は国が負担します。

会社と良い関係を気づいていた従業員が自分から解雇に同意して失業保険を申請したり、観光事業や飲食店など、これからシーズンが始まる職種の採用がキャンセルになったりして、今すでに失業率が大幅に上がっています。
オーストリアのミニワーク制度は他国に例を見ない好条件なので、出来る限り利用してください、と政府が呼びかけています。
それで解雇を反故して申請を立てた会社も既に多いとか。

企業に対してもすごい配慮です。
納税期日保留、融資返済保証。
ミニワーク分の支払いも迅速に済むよう、最短で申請が出来る体制を整えている最中だそうです。

3月分の給料支払いが迫っていますが、間に合わない分は…
銀行の融資資金を大幅に増やし、こちらも通常より簡単な審査の体制を整えているとか。
勿論、今の状況では回収の見込みも減退し、国の保証があると言えど、銀行の負担になる分もあります。
しかし銀行の言葉は。
「皆が少しづつ負担せねばならない。銀行も力を貸します」
なんと、多少の負担の覚悟を決めているようです。
いざとなるとオーストリアって本当にすごい!(T△T)

オーストリアの99%は中小企業と自営業。
こちらも勿論、援助があります。
3月分として条件によって1000€ から5000€ まで、返済不要の援助が出るそうです。
それじゃ足りない!って人もいますが、まだ微調整がある事と思います。

危機救済の予算は40億ユーロ。
フランスなどに比べれば少額ですが、国の大きさが違います。

助けが必要な今、身を切って手を差し伸べる。
危機が去った時、国民が経済を回せる力を確保する。
企業に生き延びさせる事で、先の職場を確保する。
痛いけれどこの上なく賢明で優しい対処だと思います。

これほど政府が頑張ってくれて、どう協力せずにいれましょう‼️

ウィーンの街の現状

道の様子
さて、そんな街の様子は。
あらゆるところで人々が在宅の様子が伺えます。

日中はがら空きの路上駐車スペースもあまり空きが無い。
代わりに走ってる車は少なめ。

外出自粛令の出たウィーンの道

意外にも歩いてる人は普段より多いような気が。
特にベビーカーをたくさん見かけました。それも夫婦揃ってたり。
(写真にうまく写りませんでした。ごめんなさい。)

人手はぽつぽつと

ジョギング、サイクリング、ローラーブレードで運動中の人も結構みます。
それと、犬の散歩。
犬の散歩こそは疑いなく外出の理由ですから、犬達はしばらくの間一日に何度も散歩に行けるかも。
家でじっとしてるのがとにかく苦手な国民性なのです。

空だったスーパーは…

10日前すっからかんになっていたスーパーは、小出しで補給してる感じ。

野菜、肉、パスタ、米、穀物、豆、乳製品、缶詰、瓶詰め、冷凍食品、トイレットペーパーが売り切れていて、お菓子ばかりが残ってました。
そのまま棚を解体して店を閉めるところ?って感じで、本当に焦りましたよ。( ´;゚;∀;゚;)ンフッ

スーパーの補充は。。。

お米、パスタ、小麦粉等はまだまだ空の部分が多いです。

トイレットペーパー、まだカラ

左の空間がトイレットペーパーコーナー。
先週金曜、やっと補充されていましたが、他のスーパーはまだ無かった。

右に積んであるのはペットフードです。
小人愛用の猫トイレの砂も欠品中でしたが、こちらも金曜ゲット\(^O^)/。
いざとなったらトイレットペーパーより猫砂の方が大事!

野菜・果物は結構普通に戻っててホッとしました。
小人が一番ストックできないのが野菜ですし。

スーパーは結構人出が多いので、買い物と外へ出るチャンスを繋げてるんだろうな、と。
狭い通路で通り過ぎるのにかなり接近度が上がるので、このままだとそのうち買い物も禁止になりそうな。。。気もしないでは。。。(;^_^A
気晴らしに買い物は控えたいものです。



ちなみに修理に出したままのまっくんは、ひとまず引き取ってきました。
修理はまだしてません。(;へ:)
やっぱり起きてくれません。
まっくんが壊れてしまった話はこちらからどうぞ🔽

電話相談と修理自体は続けてるそうです。
修理代を誰がどう払うかが決まってないので、とりあえずの帰宅になりました。(TwT。)

まっくん帰宅


雰囲気はゆったり?


街の全体的な雰囲気はいつもより静かで落ち着いています。
誰も特別気が立ってる様子は無く、むしろ皆時間に余裕があるんだろうな、という。
パトロールの警察は頻繁に見かけます。

しかし。

緊急事態に心が荒れる人もいた
足でエレベータ押した跡が…
アホウはどこでもいる物ですが、小人のアパートのエレベーターに、ボタンを足で押した跡がついてました。ちょっとこれはひどい。😨
鼻を噛んだ後のちり紙をスーパーのカートに置いたままにする人、犬の散歩で糞を放置するなど、お行儀が乱れてる人もいる様子。
開業医の診療所があるので、住民以外も入ります。
まさか住人はこんなことしないと思うけど、患者さんでしょうか?感染を恐れてというより、むしろ悪ふざけに思うのですが…。
おまわりさん、ついでにそういう人も叱ってください。😠
ちなみに犬の糞放置は罰金ですぞ。



世界的スローダウン、社会転機のチャンスになって欲しい

ここから完全に小人の私見ですが、乗った船は乗った船。
良ければ読んでいってください。<(_ _)>

日常の必需品の供給は今のところ間に合っているし、何か他に要る物があればネットで買う事になります。
毎日の生活には特に困る事は無いし、もとからいくら自宅にいても大丈夫な小人には不自由ありません。

今の時点では、イースター(4月12日)までこのまま自粛との事。
その後は様子を見て出来るなら徐々に解除、しかししばらくは同じ状態に近いようになるだろう、と発表されています。
いつ、通常に戻るか分からないし、長期的に考えたら多少の不安が無い訳でもありません。

しかし。

降って沸いた世界中のスローダウンが、この先の社会に大事な変化をもたらしてくれれば、と小人は願います。
消費に対する価値観、働き方に対する観念、そして社会の価値観がこれを機に変わるといいな、と。

スーパーでいつも目にする、消費期限が迫った食品。
「余計な物」の多さ。
商業あって人の生活があるとはいえ、物質や食物への感謝と尊重が欠けすぎている。
トイレットペーパー、小人も最近猫の嘔吐物処理に使ってました。はい、雑巾でも出来ます。😣
買った食材全てきちんと消費出来てるか。あるだけ食べて食べ過ぎて無いか。
食事もおやつも必要以上に食べてます、小人。😣

ストックも多少はあったほうがいいとは言え、無駄を減らしたらどれだけ消費が減るか。
必需品以外の物は買いにくいですが、家から出ないとなると、必要な物も減って、むしろ家のあれこれを手入れする時間が出来る。

「モノ」は文化です。
時間と手間をかけて作られ、買うにも作るにも、思いが篭る時間がたくさんあった。
お店の休業はそれを再体験する機会になるのでは…と思うのです。


そして、人との交流は大事ですが。
自己顕示欲、自信、不安、見栄、建前、妬み、焦り。
そんなものも生まれます。

家で過ごす事。
家族と向き合う事。
一人で散歩に行き、黙って景色を心に映す時間。
「外」に出なければ、自分は自分でいられる。(良くも、悪くも。)
自分と向き合う事。

コロナウイルスに強いられた世界的なスローダウン。
上滑りしたまま止まる事が出来なかった大きな流れに急ブレーキがかかる。
これで社会の足が地に着くのでは。

家計簿をつけるように、心の支出を見直す。
心に「最小限必需」なものは何か。
幸せには何が大事なのか。
これからの社会をどうしていきたいか。

小人はそんなふうに思います。

今日はここまで。



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